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旅行でも出張でも、いつもビジネスクラスに乗りたい!その1: 片道アップグレードの賢い利用方法

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海外に行くのは好きだけど、飛行機での移動は窮屈で嫌いという人も多いはず。エアクッションなどのグッズで快適さを求めるのもいいが、そもそもエコノミークラスでなくビジネスクラスへ乗ってしまえば問題は解決する。仕事や旅行で飛行機をよく利用する僕がアップグレードを利用してビジネスクラスに格安で乗る方法を紹介する。ちなみに僕は、旅行に行くとき疲れきっている復路でビジネスクラスを利用するようにしている。

 

エコノミークラスとビジネスクラスの違い

僕が思うにビジネスクラスとエコノミークラスでの快適さには相当に差がある。安ければどんな座席でも大丈夫という友人もいるが、僕はある程度のお金を払っても「快適さ」を求めるタイプだ。最近のビジネスクラスは個室のようになっていたり座席がフルフラットになったりと快適に過ごすことが出来る。個人用スクリーンも大きい。しかし、値段も大きく異なる。例えば、JALの東京−シンガポール往復のエコノミークラス最安値は45,000円、ビジネスクラスの最安値は229,000円とほぼ5倍である。

 

航空会社のカードを普段から利用する

航空会社のマイレージは大きく、①飛行機に乗ること、②買い物をすることで貯まっていく。飛行機には頻繁に乗らなくても買い物であれば普段からするはずだ。賢いマイルのため方は多くの方のブログで読むことが出来るためここではザックリと解説する。

それでは、JALを例に説明をしていく。まず、JALのクレジットカード会員になり、「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に加入する。これによってマイルが貯まりやすくなる。買い物をした際に付くマイレージが2倍になるのだ。(ゴールドカードに加入の場合は自動的に「JALカードショッピングマイル・プレミアム」に加入となる)これにより、普通カードでは200円のショッピングで1マイルであった還元率が100円のショッピングで1マイルとなる。
僕の場合は、公共料金、ネット、ETC、会社の立替費用などをはじめ支払いの多くをカードで行うため平均すると月15万円程度を利用している。これによってマイルは1500マイル程度が毎月加算され、年間だと18,000マイルとなる。JALカードは初回搭乗ボーナスが2000マイル付くので年間飛行機に1回搭乗し、買い物をJALカードに集約することで20,000マイル程度が手に入ることになる。

 

アップグレード航空券を購入する

航空会社にはアップグレード対象航空券なるものが存在する。どのチケットもマイレージでアップグレードが出来る訳ではなく、少し割高なチケットを購入しなければビジネスクラスへアップグレードをすることが出来ない。例えば、先ほども記載したとおりJALの東京−シンガポール往復のエコノミークラス最安値は45,000円であるが(最安値で購入できることは稀であるが)、往復ビジネスクラスへのアップグレード対象チケットは136,000円である。ビジネスクラスの最安値は229,000円であるから9万円程安くビジネスクラスに乗ることが出来る。しかし、これも高いと感じられる方もいると思う。実際は、片道ごとにアップグレード対象運賃に変更することが出来るため、片道のみアップグレードした際の最安値は90,500円となる。このチケットを購入し、20,000マイルでアップグレードを行えば片道はビジネスクラスに乗ることが出来るのである。

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JALマイレージバンク - JAL国際線アップグレード特典 マイル早見表

「アジア2」はクアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、デリー、ハノイ、バンコク、ホーチミンシティ。その他はリンク先を参照されたい。JALが直行便を飛ばしている目的地ごとにアップグレードに必要なマイル数12,000〜33,000マイルと異なる。

 

翌年以降は

シンガポール往復の場合(ダイナミックセイバーB/FをJAL普通カードで購入)の場合は、5,277マイル(フライトマイル4,372マイル、カード購入905マイル)が付くため、普段利用と合わせて1年で合計25,000マイルほどが付く計算になる。25,000マイルあればハワイ片道のビジネスクラスへのアップグレードに使用することが出来るのである。

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マイレージを利用した顧客囲い込みという航空会社の術中にまんまと嵌まっている気もするが、逆に上手に使えているとも言える。
今回は航空会社のステータスを保持していない状態を前提に記載したが、ステータスを持っているとヨリお得に利用することが出来る。